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相談事例

リーガルカウンセリングの視点

取引先とのトラブル『期限を過ぎても支払いがない場合の債権回収』について、先回までは一般的な法的回答のお話をしました。

今回は、リーガルカウンセリングの視点のお話をします。

私たちが「リーガルカウンセリング」として重視するのは、ご相談者の方のお気持ちです。ご相談に来られた方は、「お金に汚い人だと思われたらいやだ。本当はこんなことしたくない。」、「本業でも忙しいのに請求するのも面倒だ。」、「訴訟だなんだと本当に手間がかかるなぁ。」と思っていらっしゃいます。

そんなとき、私たちがお伝えさせて頂くのは、こんなお話です。「経営というのはとてもシビアなものです。ときに、経営者としてお金には厳しく対応しなくてはいけないこともあります。仮に、10万円の売上でも、それを取り戻そうとするためには、『もう一件10万円の仕事をとってくればいいや』というものではありません。なぜなら、未回収の損失の穴埋めは『売上』ではなく『利益』で補てんする必要があるからです。1件の仕事はまるまる利益が10万円というわけではなく、利益率に応じて、5万円、ときには2万円かもしれません。そうであれば、何件同じ仕事をしないといけなくなりますか? 私は、債権回収は『うるさい債権者が勝つ』と思っています。毎日毎日督促が来るような債権者には、『対応も大変だし、気持ち的にもつらいから、まずこの人に早く返してしまえ』と思うのが心情です。要は、あなた自身は、そんな『うるさい債権者』になりきれる覚悟がありますか?と問われているのです。正しい答えはありません。お金に厳しい経営者は、自分にも厳しい立派な経営者です。反対に、人を信じて待つ、というのも一つの経営者のスタンスとも言えます。要は、あなたは経営者としてどんなスタンスで経営をしますか? そこが問われているのだと思います。

このようなお話をさせて頂くと、ご相談者は、債権回収のご相談を超えて、いろいろな経営のお悩みを吐露していただけるようになります。私たちはそのことをうれしく思います。

本当に悩まれているのは、「債権の未回収」というほんの一事象ではなく、経営者として自分がどういうスタンスをとればいいか、そこに本質があるときが多いからです。

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